着物の「保管・収納」のポイント

着物の「保管・収納」のポイント

お客様よりよく相談されるのが「着物をどのように収納したら良いのか…」といったお悩み。昔の日本家屋と異なり、マンションなど住宅環境が変化している中、和箪笥(桐箪笥)をお持ちのご家庭も少なくなっています。そんな環境の中で最も注意すべきポイントは「湿気」。 ここでは、湿気をさける為の収納のコツをご紹介します。

湿気をさけて収納

箔のあるきものの上に帯などを重ねて積むと、重みできものの風合いを損ねる場合があるので、きものと帯を一緒に収納する際は帯をきものの下に置きましょう。

半年に一度は、たんすから出して風を通しましょう(虫干し)

きものには湿気が大敵。
長期間しまっておくと、湿気がたまり きものが痛みますから、時々風を通すことが大切です。

半年に一度は、たんすから出して風を通しましょう 虫干し

虫干しのポイント

虫干しに最適な時期は?

虫干しに最適な時期は?

元々、虫干しとは、夏の時期に付いた虫のタマゴがかえるころ、虫を落とす為に10月~11月に行うものを虫干しと呼びました。
現在では、
・7月~8月
・10月~11月
・1月~2月
の年3回が適していると言われています。
その中でも、年間を通して最も湿度の低い時期に行う寒干しは、効果の高いお手入れ方法といえます。

虫干しに最適な天気は?

虫干しに最適な天気は?

晴天が 2日以上続いた天気の良い日を選んで下さい。
その日が晴天でも、前日が雨だと、地面から湿気が上がってくるので、2~3 日待つようにします。
時間は午前10時ごろから午後2時頃までの間が良いでしょう。

虫干しに最適な場所は?

虫干しに最適な場所は?

場所は陽の当たらない、風通しの良い部屋で行いましょう。但し、窓際は厳禁。

※常温での虫干しが基 本です。ファンヒーター等による加湿は、却って逆効果になってしまいます。

※たとう紙や風呂敷などは日光に当てて、乾燥させておくと良いでしょう。

防虫剤・乾燥剤の注意点

違う種類の防虫剤等を混ぜて使わないように注意しましょう。使用時は、きもの・帯に触れないよう収納容器のスミに入れましょう。
また、防虫剤はたとう紙の中には入れないようにしましょう。

湿気から着物を守ってくれる「たとう紙」

たとう紙 きもの用 3枚セット
1,210円(税込)

和紙の原料として古来より使われている楮(こうぞ)を配合した極上の原紙を使用したたとう紙です。強度、通気性に優れ着物の保管に大変適しています。
着物を本だたみし、2ツ折りにした状態で保管できる大きさです。たとう紙の交換は、虫干しと同時に行うのがおすすめです。

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知って安心!「小物の上手な保管・収納」

着用後シワになった帯揚のお手入れ方法

きつく縛ったり、折り畳んだり、汗を吸ったり、帯揚は使用すると、かなり強い折りジワが付いてしまいます。帯揚は着物姿の中心に位置するお洒落のポイント。シワが残ったままでは、折角の着姿も台無しです。次回も気持ちよくお使い頂くためにも、使用後のチェックとお手入れを心掛けましょう。

お手入れの手順

(1)まずは、汗を飛ばしましょう。

帯揚は、汗を吸っています。ハンガー等を使って干し、汗を飛ばしてください。そのまま仕舞うと変色やカビの原因となりますのでご注意ください。

(2)アイロンを掛けシワを伸ばします。

当て布をしてから、軽くアイロンを掛けましょう。絹素材の場合、スチームアイロンは絶対厳禁です。
(蒸気で絹が縮んでしまう可能性があります)

(3)畳んで仕舞います。

あまり小さく畳んで仕舞うと折りジワの元となりますのでご注意ください。

帯揚のお手入れ方法

帯揚のお手入れ方法

ボサボサになった帯締めの房を綺麗にする方法

長く使っていたり、まとめてしまっておくと房は乱れてしまいます。帯締めは、着物姿の中心に位置するお洒落のポイント。その帯締めの房がボサボサでは、折角の着物姿も台無しです。ちょっとしたお手入れで房はきれいに整います。着用の度に、行なう必要はありませんが、定期的にチェックしましょう。

ボサボサになった帯締めの房を綺麗にする方法

長く使っていたり、まとめてしまっておくと房は乱れてしまいます。帯締めは、着物姿の中心に位置するお洒落のポイント。その帯締めの房がボサボサでは、折角の着物姿も台無しです。ちょっとしたお手入れで房はきれいに整います。着用の度に、行なう必要はありませんが、定期的にチェックしましょう。

お手入れの手順

(1)房部分に、蒸気をあてます。

まず、房の部分の少し上を持って、房が下がるようにします。そこにやかんの蒸気だけを房に当てます。(房以外の部分に蒸気を当てると、縮みの原因になりますので、気を付けてください。)蒸気をなでるように当て、手(或はクシ)で房を整えるという動作を繰り返して下さい。蒸気は高温の為、取り扱いには充分注意して下さい。

(2)乾いたら和紙(ティッシュ)で巻いてテープで止めます。

房が整いましたら、しばらく干して湿気を飛ばします。きれいになったからといって、湿気が残ったままの状態でしまうとカビの原因に繋がります。乾いたところで、房を和紙(或いはティッシュ)で巻いてテープで止めて出来上がりです。
頻繁に使う場合は、ポストイットで巻くという手もあります。

帯締めの房を綺麗にする方法

帯締めの房を綺麗にする方法

帯締めの房を綺麗にする方法

小物の収納 お役立ちアイテム

小物の収納 お役立ちアイテム

Before

小物の収納 お役立ちアイテム

After

帯〆収納カバー/3本入り

770円(税込)

絡まる帯〆をきれいに整理できる、帯〆収納ケース。透明フィルムの為、中身が分かるのがポイントです。

半衿収納カバー/2本入り

1,430円(税込)

嵩張る半衿をコンパクトに整理できる、半衿収納ケース。透明フィルムの為、中身が分かるのがポイントです。

和小物収納キーパー

1,760円(税込)

機能性フィルム『プロガード』製を使用した和小物収納袋です。ぞうり・帯〆・帯揚・半衿などを湿気・カビ・虫害から守ります。また、防虫剤と面倒な虫干しが不要の為、手間とコストが削減されます。また、収納に限らず、持ち運び用としても活躍する便利アイテムです。

着物の保管が心配…、面倒…、という方へ
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義母さまからたくさん着物をいただいたけど、しまう場所はどうしよう…

賃貸だから桐ダンスなんて置く場所もないし…

成人式で着た振袖、しばらく着ないけどちゃんと保管できるかしら…

せっかく買った訪問着だから、きれいな状態で娘に譲りたい…

着物保管サービス やまと着物BOX by サマリーポケット

着物保管サービス「やまと着物BOX by サマリーポケット」

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お客様の大切なお着物をお預かりします