歌川広重の名所江戸百景「両国花火」を題材に、江戸の夜を濃藍の色調で映し取った絵羽ゆかたです。繊細に描かれた柳の枝ぶりに、裾・袖・背中へと流れるように配した花火が、粋で洒落た趣を添えています。下前衽には、初夏の訪れを告げる夜明けの燕をあしらい、その意匠に合わせて、燕の帯と帯留を組み合わせました。江戸の風情と遊び心が軽やかに息づく、装いそのものが物語る一着です。
「国立文化財機構所蔵品統合検索システム」
(https://colbase.nich.go.jp/collection_items/tnm/A-10569-7388?locale=ja)を加工して作成