江戸日和 きもの 江戸日和 きもの

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絵羽ゆかた 浮世絵

両国花火

絵羽ゆかた 浮世絵 両国花火

歌川広重の名所江戸百景「両国花火」を題材に、江戸の夜を濃藍の色調で映し取った絵羽ゆかたです。繊細に描かれた柳の枝ぶりに、裾・袖・背中へと流れるように配した花火が、粋で洒落た趣を添えています。下前衽には、初夏の訪れを告げる夜明けの燕をあしらい、その意匠に合わせて、燕の帯と帯留を組み合わせました。江戸の風情と遊び心が軽やかに息づく、装いそのものが物語る一着です。

「国立文化財機構所蔵品統合検索システム」
(https://colbase.nich.go.jp/collection_items/tnm/A-10569-7388?locale=ja)を加工して作成

絵羽ゆかた 浮世絵 両国花火
絵羽ゆかた 浮世絵 両国花火

夏の風物詩、江戸花火

隅田川に架かる両国橋、その向こうに大輪の花火が咲き誇る。行き交う屋形船や橋に集う人々の賑わいを描いた名所江戸百景「両国花火」は、江戸の活気と涼やかな情景、そして花火が放つ一瞬のきらめきをとらえた一枚です。両国の花火は、江戸の夏を彩る風物詩として親しまれてきました。その起源は、大飢饉と疫病で亡くなった人々を慰め、悪疫退散を願って隅田川で行われた水神祭にあると伝えられています。祈りの行事は時を経て町人文化を象徴する夏の催しへと姿を変え、現代の隅田川花火大会へと受け継がれています。今回の絵羽ゆかたでは、この「両国花火」を題材に、江戸の名所を抱え人々に愛されてきた隅田川を舞台として描きました。江戸の夜から明けゆく空へと移ろう時間の流れを一枚に映し出し、江戸から続く夏の風情を、涼やかな風とともに現代へ届ける意匠となっています。

夏の風物詩、江戸花火

出典:国立文化財機構所蔵品統合検索
システムより(https://colbase.nich.go.jp/)

ゆかた 百鬼夜行

消炭色/裏色

ゆかた 百鬼夜行

どこかユーモラスな妖怪たちが、闇夜を行き交う百鬼夜行を描いた一着です。江戸の遊び心と粋な笑いをまとえる、夏ならではのゆかたに仕上げました。妖怪は陽のあかりを嫌うとされることから、地色には消炭色を選び、静かな夜の気配を表現しています。差し色には、邪気を払うといわれる赤の帯を合わせました。帯留には、愛嬌たっぷりのからかさ小僧がひょっこりと潜んでいます。

ゆかた 百鬼夜行
ゆかた 百鬼夜行 イラスト ゆかた 百鬼夜行 イラスト ゆかた 百鬼夜行 イラスト

逢魔が時とは、夕暮れの薄闇に包まれる黄昏の頃を指し、古くから魔物や妖怪に出会う不吉な時間とされてきました。江戸の絵師・鳥山石燕の『今昔画図続百鬼』にも、この時刻に姿を現す妖怪たちが描かれています。その逢魔が時へと繰り出す妖怪たちをモチーフにした一着です。夜の始まりを思わせる深く渋い青「裏色」で染め上げました。この色は江戸時代、きものの裏地や夜具にも用いられ、静かな闇を思わせる趣があります。同系色の角帯に鮮やかな緑で描かれた、可愛らしい風神の帯留を添えて、さりげない遊び心を加えたメンズスタイルに仕上げています。

ゆかた 百鬼夜行
ゆかた 百鬼夜行 イラスト ゆかた 百鬼夜行 イラスト ゆかた 百鬼夜行 イラスト
ゆかた 百鬼夜行

妖と遊ぶ、江戸の夏

古くは自然への畏れから生まれた妖怪たちも、時を経るなかで、長く使われた道具に魂が宿るとされる「付喪神」の物語が語られ、見えない存在は次第に姿あるものとして親しまれていきました。江戸時代には、その姿が絵や書物に描かれ、怖さの中に洒落や遊び心を忍ばせた娯楽として広く楽しまれるようになります。夏の夜、どこか愛嬌を帯びながら現れる江戸の妖怪たち。その涼やかな幻想と遊び心を、ゆかた姿で楽しんでください。

国立国会図書館デジタルコレクションより
出典:国立国会図書館デジタルコレクションより

9体の妖怪たち

窯神
唐傘お化け
鍋坊主
一反木綿
大布
琵琶牧々と琴坊主
化け猫
座敷わらし

絞りゆかた

江戸鼠更紗 / 江戸紺とんぼ

絞りゆかた 江戸鼠更紗 / 江戸紺とんぼ

奢侈禁止令によって派手な色が制限された時代、江戸で流行したのが粋で渋みのある鼠色でした。その趣を、夏の着姿で楽しむ絞りのスタイルに仕立てています。江戸の趣味人が憧れた更紗模様を絞りであしらったゆかたに、同じく絞り染めで表現した麻のへこ帯を合わせました。白、水色、淡いピンクを挿し色に添え、帯留には水浴びをする一反木綿を忍ばせて、涼やかな遊び心を添えています。

蜻蛉が飛ぶ姿を絞りで表現したゆかたです。前へ進むしかない蜻蛉は「勝ち虫」とも呼ばれ、勝負運を高める縁起柄として親しまれてきました。江戸時代には武士を中心に人気を集め、のちに庶民にも広く愛されたモチーフです。その蜻蛉を、江戸っ子に愛された紺の色合いで染め上げました。爽やかな吉原繋ぎをあしらった半巾帯に、くし形の帯留と印籠根付を添えて、さりげない遊び心をプラス。紺地と絞りの白が際立つ、粋で気風の良い着姿を楽しめる一枚です。

絞りゆかた 江戸鼠更紗 / 江戸紺とんぼ

江戸と絞りゆかた

絞りゆかたの歴史は江戸時代に遡ります。東海道の宿場町として栄え、茶屋街でもあった愛知県名古屋市の有松・鳴海地区は、絞りゆかた発祥の地として知られています。大名行列や商人、伊勢参りの旅人が行き交う場所で、「有松鳴海絞り」はまず手ぬぐいとして売られ、旅人たちが江戸へ持ち帰ることで評判が広まりました。やがてその技は手ぬぐいからゆかたへと発展していきます。木綿ならではのやわらかな風合いと、絞りの凹凸が生む肌離れの良さは、夏の装いに最適でした。江戸時代には100種以上もの技法が考案されたといわれ、多彩な絞り模様が人々を魅了します。今もなお、江戸の風が通り抜ける町・有松。絞りの技とともに受け継がれてきた景色は時を超えて息づき、絞りゆかたは現代の夏をも涼やかに彩り続けています。

江戸と絞りゆかた

出典:国立国会図書館デジタルコレクションより

江戸と絞りゆかた

現在の有松・鳴海地区

絞り麻へこ帯

はなび 浅葱色 / 黒紅色

絞り麻へこ帯

表情豊かな麻地に、縫い締め絞りの一種である唐松絞りで模様を施したへこ帯です。夜空に咲く花火を思わせるデザインを、絞り染めで表現しました。手先・たれ先・前腹にそれぞれ模様を配し、結んだときに立体的な表情が生まれます。程よい張りのある生地の為、締まりが良く、帯結びの形も整えやすい一本です。

※一点ずつ手絞りで加工をしている為、柄や染めの出方に個体差があります。

涼怪帯留

すずかぜ風神 / 真夏日のからかさ小僧 / 一反木綿の水通し

涼怪帯留

暑い夏の中、妖怪たちが涼んでいる様子を描いた「涼怪帯留」。陶の土台に、彩り豊かな絵付を一つ一つ手作りで仕上げた、可愛らしい帯留です。

「すずかぜ風神」

「すずかぜ風神」
神様としての側面を持つ風神ですが、古くは妖怪として描かれることもしばしば。そんな風神が、雲の上にてハンディファンで涼む様子を描きました。

「真夏日のからかさ小僧」

「真夏日のからかさ小僧」
暑い夏の中、日傘で日差しを凌いでいるからかさ小僧のデザインです。

「一反木綿の水通し」

「一反木綿の水通し」
一反木綿がたらいで水浴びをしてる様子を描きました。ひんやり涼しい一反木綿の水通しです。

「すずかぜ風神」 「真夏日のからかさ小僧」 「一反木綿の水通し」

「すずかぜ風神」
神様としての側面を持つ風神ですが、古くは妖怪として描かれることもしばしば。そんな風神が、雲の上にてハンディファンで涼む様子を描きました。

「真夏日のからかさ小僧」
暑い夏の中、日傘で日差しを凌いでいるからかさ小僧のデザインです。

「一反木綿の水通し」
一反木綿がたらいで水浴びをしてる様子を描きました。ひんやり涼しい一反木綿の水通しです。

かんざし

はなび 白 / 黒

かんざし はなび 白 / 黒

花火を模したデザインで髪型に華を添えるかんざしです。小さく弾ける花火を、切り抜き模様で表現した「はなび 白」。繊細な金彩加工で花火の広がりを描いた「はなび 黒」。それぞれのあしらいで夏の着姿を彩ります。江戸時代は、様々な髪型の流行によりかんざしが多様化した時代でした。

畳表下駄

烏 ベロア 江戸茶×濡羽色 /
茶竹 ベロア 銀鼠×海老色

畳表下駄 烏 ベロア 江戸茶×濡羽色 / 茶竹 ベロア 銀鼠×海老色

町人文化の賑わいと共に足元のお洒落を楽しむ人が増えた江戸時代。江戸らしい二色の色使いの鼻緒が魅力の畳表下駄です。竹皮を使用した畳表の台に、ベロアの生地の鼻緒を合わせました。しっかりとした舟形のつくりである為、夏だけでなくきものにも通年を通してご使用いただけます。

各商品は、随時展開する場合がございますので、
商品が気になる方は、
お近くの店舗または、オンラインストアまで
お問い合わせください。

帯の結び方動画

結び方で様々な着こなしが楽しめる帯。
江戸の粋な着姿を感じてもらえる
帯の結び方を紹介します。

「ぶっちがい」

「浪人結び」

「侍結び」

「羽根が長めの文庫結び」

「貝の口のアレンジ」

「へこ帯角出し風」