ゆかた|近江縮 縞 胡桃
帯|麻八寸名古屋帯 朝顔


10代からモデルとして活動をスタートし、広告や雑誌など幅広い分野で活躍される青木沙織里さん。昨年はきものやまとの新作のモデルもしていただきました。和歌山と神奈川の二拠点で暮らしながら、スタイリストとしても活動され、近年ではアパレルやかごバッグ制作など、ものづくりの分野でも表現の幅を広げていらっしゃいます。
今の生活に至るまで、どんな歩みがあったのでしょうか?

「若い頃からずっとモデルの仕事をしてきたのですが、事務所のご縁もあって、スタイリングの仕事にも関わるようになりました。モデルの現場で服に触れる機会が多かったので、『どう見せるか』を考えることが自然と増えていったんだと思います。しばらくして体調を崩したことをきっかけに、生活の拠点を二つに分けるようになって。いわゆる“湯治”のような感覚で、和歌山と神奈川を行き来しながら過ごすようになりました。もともとは少しゆっくりするつもりだったんですけど、環境が変わったことで、また新しいご縁も繋がって。逆にできることが増えていって、気づいたら今が一番忙しいくらいです(笑)。」

アパレルのお仕事の都合で荷物を運ぶこともあり、2拠点を行き来するのに、なんと毎回車で8時間近く移動されているとのこと。そのタフさはどこから来ているのでしょうか?
「ぜんぜんタフじゃないんですよ…!病気をしたことで、『やりたいことは全部、もうやっていこう』って思っていて。なかなかこの歳になるとしっくりくる日常着がなくて、天然素材で、長く着られる日常着を作りたいなと思っていたんです。折角ご縁を頂いたので、アパレルとか、もう全然知らない世界で本当に新人なんですけど、モデルの片手間にやってるとも思われたくなくて。周りの方々に沢山支えていただきながら『今が頑張り時』と思って頑張っています。しかも、もともと趣味でかごバッグを作っているんですけど、アパレルをやるって決める前に、かごバッグの認定作家になろうと講習の申込みもしていて(笑)。1年間に作らないといけない作品数が決まっているんですけど、もう遅れながらも頑張って追いかけています。この2年間、楽しいけど立ち止まれなくて、もう本当に、湯治はどこにいっちゃったのかな…と(笑)」


ゆかたにまつわる思い出などはありますか?
「20歳くらいの時に親戚が集まって隅田川の花火大会に行くことになって、みんなでゆかたを着たんです。なかなか大人になって着ることがなかったので、すっごく楽しみにしていたんですけどね。実は、準備に時間がかかってしまって、着いたころにはまさかの終わっていた、みたいなことがあって(笑)。そういう残念な出来事も含めて、親戚と過ごした大事な想い出として、すごく印象に残っています。こないだ実家でまだゆかたってある?って聞いたらあるみたいで。帯を変えたら?まだ着れますかね…!」

今ゆかたを着るなら、どんな時間を過ごしたいですか?
「主人と和歌山に行くときに、たまに京都にも行くことがあるので、一緒に着てみたいですね。古民家の町並みを歩いたり、お食事に行ったり。今日は無地のゆかたを着させていただいて、素敵ですよね。ゆかたやきものは、なかなか普段着ることはないんですけど、この無地の感じだと、ラフな感じで普段着の感覚で着れそうだなって思いました。かごバッグが終わって、落ち着いたら着てみたいですね。あ、今作っているかごバッグもゆかたに合いそうだなぁ!スタイリングも楽しくなりますね。」

5月30日から6月1日には、和歌山のアートギャラリーnormにて、青木さんのアパレルブランド「Huminaa」のポップアップを開催とのこと。常に新しいことに挑戦しつづける青木さんの、今後のものづくりの広がりにも注目です。

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