<きものやまと>春夏コレクション2021
創業以来100年にわたって、きもの文化の伝統と技術を受け継ぎながら、時代に合わせて新しいきものの楽しみ方を提案してきた「きものやまと」。今年の春夏コレクションのテーマは「ここちのよい夏じたく」。日本の風土に適した先人たちが大切にしてきた「素材」に着目し、ここちよい夏の装いを提案いたします。
ふわりスタイル
絞りゆかた × 綿
絞り浴衣は生地に凸凹があるため、肌と接する面が少なくサラッとした清涼感があります。またシワが気になりにくいのも嬉しいポイント。一点一点、手仕事で作られていますので、絞りによる柄の繊細さ、ぼかし加減等の染めのニュアンスは手仕事ならではの魅力です。
有松鳴海絞りゆかた
マム ブルーグレー
68,640円(税込)
有松鳴海絞りゆかた
国産絞り 蜘蛛絞り
90,640円(税込)
有松鳴海絞りゆかた
マーガレット レモンイエロー
68,640円(税込)
さんち ー 愛知県名古屋市有松地区 ー
やまとの絞りゆかたの多くは有松で染められています。愛知県、名古屋から 20 分の位置にある有松は、慶長 13 年 (1608 年 ) に東海道の宿場町としてつくられました。耕地が少なく収入にも限界があったため、副業として絞り染めに着目。絹に施す京都の絞りとは違い、安価な綿の生地が主だったので絞りの職人さんが独自に創意工夫できたことでいろいろな絞り方が発展しました。東海道の旅人にお土産としてもてはやされ有松は繁栄しました。その様子は、北斎や広重の浮世絵にも描かれています。
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今でも残る歴史的な景観の町並み
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毎年6月開催の「有松絞り祭り」