日本発祥のスーベニアジャケット、通称「スカジャン」と日本の伝統衣服である「キモノ」を融合させた「SUKAJAN KIMONO」。スカジャンの特徴であるリバーシブル仕様や刺繍のディティールを活かしながら、和装の象徴的な「袖」や「衿」を取り入れた新しい「キモノ」。半世紀以上スカジャンを作り続けたTAILOR TOYOと、YAMATO Lab.によるスペシャルなコラボレーションアイテムです。
刺繍はTAILOR TOYOが所蔵しているヴィンテージスカジャンの中から柄を厳選し、2着のA面(主役となる面)を1着に落とし込んだ「両A面」仕様。
表面に描かれているのは、長い体躯を雲間から見え隠れさせて迫り来る白龍。1950年代前期に作られたヴィンテージに準じてブラック×ブラックのボディに黒単色のリブを組み合わせ、白を基調とした色糸で刺繍を施しています。袖のロープパイピングは本体と刺繍の色味に合わせてブラック×ゴールドでシックな色調にまとめました。
リバーシブル面は、戦後の日本で米兵向けのスーベニアとして生まれたスカジャンならではの風景(ランドスケープ)柄。雪化粧の富士山、松の木と咲き誇る満開の桜、朱色の鳥居や仏塔など、春を迎えた日本の美しい風景がグリーンのアセテートに映える色鮮やかな刺繍糸で表現されています。
※本製品は、素材の特性上非常にデリケートな製品です。引っかけにご注意いただき、付属の洗濯表記に従ってお手入れください。
+YAMATO Lab.
「keisuke kanda」のデザイナー 神田恵介氏をクリエイティブディレクターとして迎え、2023年秋より始動。日本の伝統文化を探究し、受け継がれてきた歴史や物語を大切にしながら新たな視点で可能性を生み出す場所として、伝統文化の「魅力」と「新しい価値」の両方を損なうことなく多くの方に届けていくことを目指しています。
これまでには、全国の温泉地や宿泊施設から役目を終えたゆかたを譲り受け、新たなアイテムに生まれ変わらせ再び多くの人に届ける取り組み「宿つなぎ」や、株式会社サンリオの「ハローキティ」と日本の吉祥文様「吉原つなぎ」を掛け合わせたコラボレーションアイテムなどを展開。また、東京の神楽坂にある路面店はギャラリーや定期的なイベント時に営業しています。
+TAILOR TOYO(テーラー東洋)
スーベニアジャケット(スカジャン)とは戦後間もない頃、米兵が日本駐留の記念としてオリエンタルな柄(鷲・虎・龍)や所属していた部隊、基地名などを自分たちのジャケットに刺繍したのが始まりである。それらは土産物として商品化され、各地のPX(Post Exchangeの略で米軍基地内の売店の通称)で販売されるようになった。当時、このスーベニアジャケットをはじめとした衣料品を米軍基地へ納入していたのが、テーラー東洋(東洋エンタープライズ)の前身の会社「港商商会」であり、スーベニアジャケットの生産が全盛期となった1950年代には納入シェアの95パーセントを占めるほどであった。港商から始まり半世紀以上スーベニアジャケットを作り続けてきたTAILOR TOYO(テーラー東洋)。一過性のブームではなく、スカジャンを文化として継承し続けているこのブランドこそが、スカジャンのオリジナルである。
▽コラボレーション特集
産地:該当なし
原産国:中国
素材:【表地/裏地】アセテート100%
【刺繍部分】レーヨン100%
【リブ】アクリル100%
納期:3週間前後
※洗濯表示マークの見方についてはこちらを参照ください。
洗濯表示について