きもの情報

  • 01. お召しになったあとは
    シミ・汚れをチェック
    衿、袖口、裾まわり、お尻のあたりは特に汚れやすいので確認しておきましょう。
    風を通して汗や湿気をとりましょう
    半日ほど陰干しし、湿気をとります。
    直射日光の当たらない風通しの良い部屋にかけておきましょう。
    たくさん汗をかいた場合は早めに専門店に相談しましょう。
    湿気がとれたら、畳んで仕舞います
  • 02. 収納・保存のポイント
    湿気をさけて収納
    箔のあるきものの上に帯などを重ねて積むと、重みできものの風合いを損ねる場合があるので、きものと帯を一緒に収納する際は帯をきものの下に置きましょう。
    半年に一度は、たんすから出して風を通しましょう(虫干し)
    きものには湿気が大敵。
    長期間しまっておくと、湿気がたまり きものが痛みますから、時々風を通すことが大切です。
    虫干しのポイント
    虫干しに最適な時期は?
    元々、虫干しとは、夏の時期に付いた虫のタマゴがかえるころ、虫を落とす為に10月~11月に行うものを虫干しと呼びました。
    現在では、
    ・7月~8月
    ・10月~11月
    ・1月~2月
    の年3回が適していると言われています。
    その中でも、年間を通して最も湿度の低い時期に行う寒干しは、効果の高いお手入れ方法といえます。
    虫干しに最適な天気は?
    晴天が 2日以上続いた天気の良い日を選んで下さい。
    その日が晴天でも、前日が雨だと、地面から湿気が上がってくるので、2~3 日待つようにします。
    時間は午前10時ごろから午後2時頃までの間が良いでしょう。
    虫干しに最適な場所は?
    場所は陽の当たらない、風通しの良い部屋で行いましょう。
    但し、窓際は厳禁。
    ※常温での虫干しが基 本です。ファンヒーター等による加湿は、却って逆効果になってしまいます。
    ※たとう紙や風呂敷などは日光に当てて、乾燥させておくと良いでしょう。
    防虫剤・乾燥剤の注意点
    違う種類の防虫剤等を混ぜて使わないように注意しましょう。使用時は、きもの・帯に触れないよう収納容器のスミに入れましょう。
    また、防虫剤はたとう紙の中には入れないようにしましょう。
  • 03. シミがついてしまったら...
    ずっと前から楽しみにしていたきものでのお出かけ。十分に注意していたのに、食べ物をこぼしてしまった、
    泥がはねてしまった、という様な経験は誰しもがあると思います。
    お気に入りのきものを長く着るためにも、シミがついてしまったらとにかく早く・正しい応急処置が肝心です。
    早めの処置
    シミや汚れは、時間が経過するほど落ちにくくなります。シミが定着する前に応急処置。
    油性の汚れはリグロインや良質のベンジンなどの揮発性の溶剤で落とします。
    何のシミかを把握
    応急処置として、水や家庭用洗剤で洗ってしまうと、余計にシミがつく事になったり、生地をいためてしまいます。
    何のシミかによって処置の方法が変わってきますので注意しましょう。
    汚れ別 シミの落とし方
    口紅など化粧品
    マジックなど油性の汚れ
    表面の汚れは広げないように、やさしく拭き取る。白いガーゼにたっぷりとリグロインか良質のベンジン をつけ、汚れをたたくように落とします。
    醤油・コーヒー・お茶など
    水性の汚れ
    すぐに水か、薄めた中性洗剤で濡らし、白い綿ガーゼ、又は歯ブラシなどで、たたくように落とします。
    ビールなど
    アルコールの汚れ
    すぐに水か、薄めた中性洗剤で濡らし、白い綿ガーゼ、又は歯ブラシなどで、たたくように落とします。
    血液の汚れ すぐに水か、薄めた中性洗剤で濡らし、白い綿ガーゼ、又は歯ブラシなどで、たたくように落とします。お湯を使用すると落ちなくなりますので、ご注意を。
    泥の汚れ そのまま完全に乾かし、乾いたらブラシで払い落とす。乾く前にこすらないように、ご注意を。
    こすらない
    シミを落とすコツは白い綿ガーゼでトントンと叩くのがコツです。こするとシミが繊維の中に入ってしまったり、
    傷む原因になるのであくまでもたたき落としましょう。
  • 04. 汗をかいた時は...
    着用時、帯下や脇などは汗をかきやすく、長襦袢、更にはきものまで濡らしてしまうことがあります。
    汗は目立ちにくく放置して仕舞いがちですが、そのままにしておくと時間の経過と共に成分が変化し「黄変ジミ」
    になってしまいます。
    汗の処理はきものを気持ちよく、また、末永くお召しになる為には欠かせないお手入れです。
    着用後は、ハンガーに掛けて汗を飛ばしましょう。
    大切なのは、早く湿気を飛ばすことです。和装用ハンガーに掛けて1時間程度干すだけでも全然違います。

    出来るだけ、風通しの良い部屋に干すことが望ましいですが、扇風機を使うのも効果的です。
    また、干している間に、汚れが付いていないか、スレはないかをチェックすることも忘れずに。

    但し、汗をキチンと取り除くには、専門店での「汗取り」をおすすめします。
  • 05. しまっていたきものにシワが...
    タンスにしまい込んでいたきものをいざ着ようと思ったら、シワになっていたという経験はありませんか。
    そんな失敗をしない様に、定期的にチェックすることをおすすめします。
    但し、折り目もありますのでシワとは区別してください。
    お召しになる 1日前にはハンガーに
    着用前に1日~半日くらい着物用ハンガーに掛け、陰干ししておくと畳みジワ程度なら取れるケースもあります。
    帯も同様にハンガーに吊るしておきましょう。
    それでも取れない場合は、あて布をして裏側からアイロンを掛けると良いでしょう。
    しかし、あくまでも軽いシワの取り方で、強いシワや高価なきものに関しては専門店へご相談ください。
    アイロン掛けのポイント
    吊しただけではシワが取れない場合は当て布(共布または胴裏、無ければ糊気のない白地の木綿生地)をして
    裏側からアイロンをかけましょう。
    絹素材のきものにスチームアイロンは絶対厳禁ですので注意して下さい。
    (蒸気で絹が縮んでしまう可能性があります)
    また、変色してしまう心配もあるので目立たない部分で試してみることをお勧めします。
    特に金箔や金糸、銀糸などの部分はアイロンをかけると変色してしまうので避けて下さい。
  • 06. 自宅でゆかたを洗う際は...
    夏のお洒落定番のゆかた。
    しかし、折角のゆかたも、汗を吸ったままの状態や、シワが残っていては台無し。
    気持ち良くお洒落を楽しむ為にも、お手入れはしっかりと行いましょう。
    ゆかたの洗い方
    1洗う前に色落ちのチェック
    白いタオルやハンカチに水をつけ、色の部分をトントンと軽くたたいて下さい。
    それで色が出る場合は、色移りや脱色してしまう可能性が高いので専門店へご相談下さい。
    2実際の洗濯方法
    洗濯機でも充分洗えます。その際は、型崩れを防止する為に、ネットに入れて下さい。
    (一般的な洗濯用洗剤は、洗浄力は高いですがアルカリ度が高く、色が流れやすくなってしまいます)
    ゆかたの洗濯で、一番気をつけることは“色移り”です。
    水温が高く、洗濯時間が長いほど、色が移りやすくなります。汚れ具合にもよりますが、
    基本的に洗濯機で洗う場合は、弱回転で2,3分洗えば充分です。
    3実際の洗濯方法
    たっぷりの水ですすいだ後は、脱水です。色移りはここで起きることも多い為、(遠心力で、色が動きやすくなる為)
    脱水は高速回転に入れて5秒~10秒くらいで一度停止し、ゆかたを取り出しチェックして下さい。
    水気がかなり残っていると感じたら、再度5秒~10秒脱水し、その後は、色移りが発生しやすくなりますので、すぐに干して下さい。
    全体のシワをチェックして、手で軽くシワを伸ばし整えておくと良いでしょう。
    ※絞りや特殊なラメ加工のあるものはご自宅での洗濯を避け、専門店へご相談下さい。